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あるウサの悲劇

2009年04月23日

わたしは夕食を終え、KAYAに来ていた。するといつもは見かけない屋台がでていた。
ちょうどデザートが欲しかったところだ。勧められるままイスに腰掛けた。

あるウサの悲劇

そう店主が言うのだが、(わたしの記憶では)31種類から3つ選ぶというのは究極の選択と言わざるを得ないだろう。
そこは自分を信じるしかない。わたしは本能に従い注文した。


あるウサの悲劇

完璧だ。そう思った。

しかし店主から差し出された皿にはにんじんが3つ。しかも湯気まで出ている。

あるウサの悲劇

おかしい。にんじんなど注文していない。
困惑しながらも、わたしはあることに気づいた。アイスクリームは扱ってない?!

それならば、と一つ咳払いをした後こう言った。

あるウサの悲劇

よし、これであのパリッとしたカラメルと濃厚なクリームを味わえるだろう。

しばらくして皿が差し出された。

あるウサの悲劇

なぜだ・・・。
いつもは冷静なわたしもさすがに手が震えた。混乱。

ここは異次元なのかもしれない。
青ざめた顔を覚られぬよう、わたしは店を出た。






Posted by haz at 12:54│Comments(0)
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